キリスト教経営思想
近代経営体制とドイツ・カトリシズム

増田 正勝　著

第1刷発行日	1999/09/14
判型	A5判
ページ数	342ページ
本体価格	4,500円
定価
在庫状況	在庫あり
ISBN	978-4-8394-1902-8

目次
緒論

第１部　労働者問題と社会的カトリシズム

第１章　ケテラーと労働者問題
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．ケテラーの生涯とその時代
　　Ⅲ．『労働者問題とキリスト教』（1864年）
　　　1.労働者問題
　　　2.労働者問題の解決
　　Ⅳ．生産組合の提唱
　　Ⅴ．生産組合から労働組合へ
　　Ⅵ．労働者保護政策の主張
　　Ⅶ．結論

第２章　ヒッツェと労働者代表制
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．ヒッツェの生涯とその功績
　　Ⅲ．『資本と労働および社会の再組織』（1880年）
　　Ⅳ．労働者保護立法への闘い
　　Ⅴ．カトリック労働者団体とキリスト教労働組合
　　Ⅵ．労働者代表制の主張
　　Ⅶ．結論

第３章　ブランツの経営思想
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．ブランツ機械制織物企業の生成と発展
　　Ⅲ．労働者福祉政策の展開と「労働者福祉連盟」の結成
　　Ⅳ．労働者代表制の形成
　　Ⅴ．家父長主義的企業者から社会改革的企業者へ
　　　1.「カトリック国民協会」の創設
　　　2.「カトリック国民協会」と社会改革主義
　　Ⅵ．社会的パートナーシャフト思考の形成
　　Ⅶ．結論

第２部　キリスト教労働組合運動の展開

第４章　キリスト教労働組合の生成と発展
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．「鉱夫組合“Glückauf”」の生成
　　　1.「旧組合」からの分裂
　　　2.「鉱夫組合“Glückauf”」の結成
　　Ⅲ．「キリスト教鉱夫組合」の結成とその展開
　　Ⅳ．「キリスト教労働組合総同盟」の創設と「マインツ指導原理」
　　Ⅴ．結論

第５章　ブラウアーとキリスト教労働組合
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．ブラウアーとキリスト教労働組合
　　Ⅲ．キリスト教労働組合の発展とその行動原理
　　　1.第１次大戦後の展開
　　　2.「1921年基本方針」
　　Ⅳ．労働組合と国民経済
　　Ⅴ．生産性志向的賃金政策
　　Ⅵ．生産要素としての労働
　　Ⅶ．職分共同体運動としての労働組合
　　Ⅷ．結論

第６章　ネル・ブロイニングの労働組合思想
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．労働組合紛争
　　　1.労働組合紛争の経過
　　　2.労働組合紛争と統合主義
　　Ⅲ．統一労働組合の形成とその危機
　　　1.統一労働組合の形成
　　　2.アガルツ危機
　　　3.キリスト教労働組合（CGD）の創設
　　Ⅳ．統一労働組合と社会的パートナーシャフト思考
　　Ⅴ．結論

第３部　共同決定思想と所有参加思想の展開

第７章　共同決定と社会的カトリシズム
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．ボーフム・カトリック会議と共同決定
　　Ⅲ．私的所有権と共同決定
　　Ⅳ．所有構造の変貌と共同決定
　　Ⅴ．「労働主義」と共同決定
　　Ⅵ．パートナーシャフトと共同決定
　　Ⅶ．結論

第８章　ネル・ブロイニングの共同決定思想
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．企業組織法モデル
　　Ⅲ．共同決定法から企業組織法へ
　　Ⅳ．企業組織法の基本思考
　　Ⅴ．結論

第９章　ネル・ブロイニングの所有参加思想
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．労働者の財産形成と社会的カトリシズム
　　Ⅲ．労働者の財産形成と社会的市場経済
　　Ⅳ．投資賃金論の展開
　　Ⅴ．投資賃金と社会的パートナーシャフト
　　Ⅵ．労働者の財産形成と経営的パートナーシャフト
　　Ⅶ．結論

第10章　フィッシャーのパートナーシャフト思想
　　Ⅰ．序論
　　Ⅱ．フィッシャーとカトリック会議
　　　1.マインツ・カトリック会議とフィッシャー
　　　2.ボーフム・カトリック会議とフィッシャー
　　Ⅲ．フィッシャー経営学とカトリック社会論
　　Ⅳ．パートナーシャフト経営論の展開
　　Ⅴ．結論

終章

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　　事項索引
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