日本の会計士監査

百合野 正博　著

第1刷発行日	1999/11/29
判型	A5判
ページ数	224ページ
本体価格	2,800円
定価
在庫状況	在庫あり
ISBN	978-4-8394-1907-3

目次
序章

第１章　試査と内部統制組織とは監査実施上密接な関係を持っているか
　第１節　問題点の所在
　第２節　監査基準および監査実施準則上の試査とその問題点
　　　１．予備調査の段階
　　　２．取引記録の監査の段階
　　　３．財務諸表項目の監査の段階
　第３節　「監査基準」上の試査と「統計理論」上の試査
　第４節　試査と内部統制組織の相互関係
　第５節　まとめ

第２章　アメリカにおいて試査と内部統制組織はどのようにして結びついたのか
　第１節　問題点の所在
　第２節　会計記録の試査
　第３節　項目の試査
　第４節　まとめ

第３章　経営者不正には無力という内部統制組織固有の限界を許容することはできるか
　第１節　問題点の所在
　第２節　内部統制組織の概念における問題点
　第３節　内部統制組織の本質における問題点
　　　１．内部統制組織固有の限界
　　　２．近代監査における不正・誤謬の意味
　第４節　まとめ

第４章　アメリカにおいて二つの不正概念はどうして曖昧なまま長期にわたって放置されたのか
　第１節　問題点の所在
　第２節　財務諸表監査が成立した社会的背景
　第３節　財務諸表監査の特徴
　第４節　財務諸表監査における二つの不正概念
　第５節　まとめ

第５章　明治の末に公表された『公許会計士制度調査書』は当時の会計士監査に対するニーズに関して何を教えてくれるか
　第１節　問題点の所在
　第２節　『公許会計士制度調査書』が起草された社会的背景
　第３節　公許会計士の特長とその業務
　第４節　公許会計士制度の利点と弊害
　第５節　まとめ

第６章　大正時代の会計（監査）士法案の議論は今日のわれわれにどのようなヒントを残してくれているか
　第１節　問題点の所在
　第２節　第36回帝国議会　会計監査士法案
　第３節　第37回帝国議会　会計監査士法案
　第４節　第40回帝国議会　会計士法案
　第５節　第41回帝国議会　会計士法案
　第６節　第42回帝国議会　会計士法案
　第７節　第50回帝国議会　会計士法案
　第８節　まとめ

終章