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ドイツ会計制度改革論

鈴木 義夫 著


第1刷発行日2000/02/21
判型A5判
ページ数200ページ
本体価格3,000円
定価
在庫状況品切
ISBN978-4-8394-1913-4


    

目次
第1章 会計の学び方
    ―写像論から記号機能論へ―
 第1節 はじめに
 第2節 会計制度の在り方とその分析視点
 第3節 現代会計実務の特徴とその会計的意味
 第4節 貨幣的評価,会計用語の両義性および会計制度の在り方の違い
 第5節 会計上の利益の意味
 第6節 会計実務の分析に際しての注意点

第2章 ドイツ会計制度の改革方向について
    ―ダイムラー・ベンツ社のニューヨーク証券取引所への上場との関連において―
 第1節 はじめに
 第2節 商法典第292a条の作成義務の免除規定
 第3節 コンツェルン決算書およびコンツェルン状況報告書の作成免除に関する法規命令
 第4節 コンツェルン決算書免除命令
 第5節 ダイムラー・ベンツ社の上場事例
 第6節 上場時の調整計算
 第7節 むすび

第3章 ドイツにおける企業統治と会計制度の改革
    ―「企業領域における統制および透明性に関する法律」を中心として―
 第1節 はじめに
 第2節 「企業領域における統制および透明性に関する法律」の成立の背景
 第3節 「企業領域における統制および透明性に関する法律」の内容の要約
 第4節 むすび

第4章 基準性原則の再検討とその意味
 第1節 はじめに
 第2節 基準性原則の歴史的発展と意義
 第3節 「商法上の正規の簿記の諸原則」の所得税法への組込みの意味
 第4節 所得税法第5条の利益算定方法
 第5節 基準性原則に対する制約
 第6節 基準性の逆転
 第7節 対角線的基準性
 第8節 拡大された基準性
 第9節 基準性原則およびその逆転に関する諸見解
 第10節 逆基準性とその経営経済的考慮
 第11節 納税義務者の保護および国庫の要求からの保護
 第12節 むすび

第5章 ストック・オプションの会計的意味
 第1節 はじめに
 第2節 ストック・オプションとその法的根拠
 第3節 ストック・オプションの年度決算書での表示
 第4節 ストック・オプションの会計的意味

第6章 ドイツにおける新しい証券市場と会計制度改革の方向
 第1節 はじめに
 第2節 新市場成立の経済的背景
 第3節 中規模企業概念と自己資金調達のための区分基準
 第4節 フランクフルト有価証券取引所における新市場
 第5節 発行者の高い透明性
 第6節 新市場の中規模企業にたいする意義
 第7節 新市場への上場許可条件
 第8節 ドイツ会計改革法の動向

第7章 監査制度の改革とその矛盾
    ―決算監査人の独立性の危機―
 第1節 はじめに
 第2節 「企業領域における統制および透明性に関する法律」のねらいと監査制度の改革
 第3節 監査業務の拡大と監査人の独立性
 第4節 むすび

第8章 ドイツ会計制度の新展開
    ―プライベイト・セクターによる会計原則の設定―
 第1節 はじめに
 第2節 ドイツ会計基準委員会の設置とその構成
 第3節 ドイツ基準設定審議会による草案の公表と審議
 第4節 むすび

文献目録
索引