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連結会計基準論

川本 淳 著


第1刷発行日2002/12/20
判型A5判
ページ数212ページ
本体価格3,200円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-1967-7
内容
 問題設定を個々の連結ルールごとに行って考察した。どの連結ルールを選択するかは特定の意図はなく、結果的に連結基礎概念を選び、その役割と限界を明らかにすることが大きな柱となっている。

目次
第Ⅰ部 連結基礎概念の検討

第1章 連結基礎概念の意義
 第1節 はじめに
 第2節 種々の基礎概念
 第3節 会計主体論との関係
 第4節 連結の範囲
 第5節 少数株主の持分
 第6節 おわりに

第2章 子会社資産の連結
 第1節 はじめに
 第2節 投資原価の配分
 第3節 100%未満子会社の連結
 第4節 全部連結と比例連結
 第5節 評価替えする資産の範囲
 第6節 一括法と段階法
 第7節 評価替えのタイミング
 第8節 おわりに

第3章 内部利益の繰延べ
 第1節 はじめに
 第2節 繰延べられる内部利益
 第3節 連結基礎概念と内部利益の繰延べ
 第4節 少数株主の持分と内部利益の繰延べ
 第5節 おわりに

第4章 連結と支配
 第1節 はじめに
 第2節 投資収益の認識
 第3節 連結における支配の意義
 第4節 逆取得と支配
 第5節 おわりに

第Ⅱ部 諸問題の検討

第5章 連結財務諸表制度の見直しに関する考察
 第1節 はじめに
 第2節 Mckinnonの調査と説明
 第3節 連結会計とその制度化の意義
 第4節 わが国の連結制度が早期に導入されていた可能性
 第5節 連結制度の導入
 第6節 連結制度の見直し
 第7節 おわりに
 [付録] わが国の連結制度に関する年表

第6章 外貨換算と貨幣資本
 第1節 はじめに
 第2節 属性の維持
 第3節 原価主義との整合性
 第4節 本国主義と現地主義
 第5節 機能通貨の考え方
 第6節 測定通貨の決定
 第7節 おわりに

第7章 子会社合併と連結
 第1節 はじめに
 第2節 個別決算と連結決算
 第3節 子会社合併会計の現状
 第4節 持分法とプッシュ・ダウン会計
 第5節 子会社合併会計の再考
 第6節 おわりに

第8章 企業結合会計基準一本化の意義
 第1節 はじめに
 第2節 企業の継続性と企業結合会計
 第3節 各方法にみられる論点
  (1) パーチェス法
  (2) 持分プーリング法
  (3) フレッシュ・スタート法
 第4節 企業結合会計における裁量
 第5節 おわりに

補章 維持すべき資本と利益
 第1節 はじめに
 第2節 資本価値の測定
 第3節 維持すべき資本の決定
 第4節 連結会計との接点
 第5節 おわりに

終章 要約と結論

参考文献