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経営情報と簿記システム 4訂版
簿記の伝統と革新

石川 純治 著


第1刷発行日2004/04/30
判型A5判
ページ数214ページ
本体価格2,800円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-1989-9
内容
 パチオリから五世紀を経た今日、『簿記とは何だろうか』を考察。第Ⅰ部、第Ⅱ部の各パートの冒頭に掲げた五つの質問をめぐって、根本的な問いかけに様々な角度から解明した。

目次
第Ⅰ部(伝統編) 損益計算と簿記システム

第1章 単式簿記と複式簿記
  1 ストック(実在)勘定と単式簿記
  2 フロー(名目)勘定の導入と貸借復記の完結
  3 損益の自動的2面計算としての複式簿記(その1)
  4 当初高勘定の性格・位置づけ

第2章 複式簿記の展開表
  1 複式簿記の展開表
  2 損益の自動的2面計算としての複式簿記(その2)
  3 動的展開表
  4 複式簿記の内容と形式

第3章 損益の自動的2面計算と仕訳方式
  1 新しい仕訳方式
  2 試算表の構造と損益の2面計算
  3 試算表の構造と取引仕訳

第4章 キャッシュ・フロー計算と簿記システム
  1 キャッシュ・フロー計算書の作成方法
  2 損益計算とキャッシュ・フロー計算における2つの方法
  3 発生主義とキャッシュ・ベイスとのギャップ分析

第5章 損益計算とキャッシュ・フロー計算の簿記構造
  1 損益計算とキャッシュ・フロー計算の展開表
  2 損益計算とキャッシュ・フロー計算の構造的同型性
  3 被説明勘定の選択と各種計算書

補遺 展開表の一般論

第Ⅱ部(革新編) 経営情報と簿記システム

第6章 予算と簿記システム
  1 3式簿記の期首試算表と期中取引仕訳
  2 3式簿記における期末試算表の自動作成
  3 経営情報の“簿記システム化”(その1)

第7章 利益変動分析と簿記システム
  1 利益の変動分析
  2 3つの財務諸表
  3 経営情報の“簿記システム化”(その2)

第8章 利速会計と簿記システム
  1 利益と利速
  2 利速会計と複式簿記
  3 複式簿記の表現構造
  4 利益と作益
  5 簿記の3次元構造

第9章 多次元測定と簿記システム
  1 財産勘定と活動勘定
  2 財産活動表
  3 多次元簿記と“損益”計算
  4 多次元簿記の意義

第10章 多属性測定と簿記システム
  1 財産勘定と活動勘定の多属性表現
  2 多属性簿記の構造
  3 測定の基本要素と簿記の諸類型
  4 データベース・システムと会計情報システム

エピローグ 構造と形態―本書の統一的学習のために―

補章1(第Ⅰ部) キャッシュ・フロー計算の複式簿記
          ―基本財務表の要件―
  1 序―基本財務表の要件―
  2 キャッシュ・フロー計算の複式簿記
  3 損益計算の複式簿記との対比
  4 3つの基本財務諸表と簿記システム

補章2(第Ⅱ部) 簿記理論の新しい地平
          ―3式簿記のロジック―
  1 複式簿記とは何か
  2 複式簿記は閉じた論理世界か
  3 2元性の新たな解釈と第3次元の発見
  4 複式等式と「釈明」関係
  5 新たな第3次元を求めて
  6 会計学における論証問題
  補遺 3式簿記からモメンタム会計へ

重要用語と学習の要点
「方法の学習」の用語一覧
あとがき(改訂版,3訂版,4訂版)

説例の解答一覧
別冊:講義・自習用の答案用紙