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ドイツ中小企業と経営財務

田渕 進 著


第1刷発行日2005/03/10
判型A5判
ページ数276ページ
本体価格3,500円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-2006-2
内容
 ドイツにおける中小企業の概念、現代の連邦中小企業政策、創業支援の財務的側面を考察するとともに、時代を大きく遡り、経営経済学との関係において財務論の歴史的展開を跡づける。

目次
第1部 ドイツの中小企業
第1章 ドイツ中小企業の規模と経営
  Ⅰ 序
  Ⅱ 中小企業の規模と経営
  Ⅲ 中小企業規模統計の考察
  Ⅳ 企業規模と法形態
  Ⅴ 独立営業者と中小企業
  Ⅵ 結

第2章 連邦政府の中小企業支援策
  Ⅰ 序
  Ⅱ 経済における中小企業の役割
  Ⅲ 連邦政府の中小企業政策
  Ⅳ 中小企業支援攻勢
  Ⅴ 結

第3章 ベンチャー・キャピタルの発展
  Ⅰ 序
  Ⅱ 中小企業と自己資本
  Ⅲ ベンチャー・キャピタル会社の発展
  Ⅳ ベンチャー・キャピタル会社の特徴
  Ⅴ 企業投資会社
  Ⅵ 結

第4章 リスク資本と新規成長企業の育成
  Ⅰ 序
  Ⅱ 自己資本としてのリスク資本
  Ⅲ 企業の法形態と資本調達
  Ⅳ 企業成長の局面とリスク資本
  Ⅴ 株式公開
  Ⅵ 結

第5章 効用価値分析による意思決定
  Ⅰ 序
  Ⅱ 意思決定の基本概念
  Ⅲ 経営基盤の決定と法形態の選択
  Ⅳ 効用価値分析による法形態の選択
  Ⅴ 結

第6章 中小企業と企業価値評価
  Ⅰ 序
  Ⅱ 企業評価論の展開
  Ⅲ 企業価値の目的依存性
  Ⅳ 企業評価法の分類
  Ⅴ 企業評価法の使用状況
  Ⅵ 中小企業評価の特殊性
  Ⅶ 結

第2部 経営財務論と経営経済学

第7章 投資決定論の淵源
  Ⅰ 序
  Ⅱ 複利計算の正当化
  Ⅲ 19世紀以降の実務志向的計算
  Ⅳ 不確実性と確立の計算
  Ⅴ 期待値とリスク効用
  Ⅵ 企業者職能論における企業の生成
  Ⅶ 結

第8章 財務論の歴史的展開
  Ⅰ 序
  Ⅱ 資金調達理論発展の遅滞
  Ⅲ 資本市場理論としての外部資金調達理論
  Ⅳ 内部資金調達理論
  Ⅴ 経営理論の構築と指導理念
  Ⅵ 結

第9章 「経営経済学のウィーン学派」をめぐって
  Ⅰ 序
  Ⅱ ムグラーによる経営経済学ウィーン学派
  Ⅲ シュナイダーの批判
  Ⅳ 論点の吟味
  Ⅴ 結

第10章 法人税制改革の財務論的考察
  Ⅰ 序
  Ⅱ 法人税の経営経済学的考察
  Ⅲ 帰属計算方式の仕組
  Ⅳ 二分の一所得方式の仕組
  Ⅴ 法人税制改革の企業概念
  Ⅵ 結

第11章 不確実性の削減と「リスク資本」
  Ⅰ 序
  Ⅱ 法律概念としての自己資本と経営経済事象としての自己資本装備
  Ⅲ 自己資本装備と負債を区別するメルクマール
  Ⅳ リスク資本と自己資本装備との区別
  Ⅴ リスク資本の現象形態
  Ⅵ 内部資本調達によるリスク資本の測定
  Ⅶ 結

第12章 シュナイダーの企業者職能論
  Ⅰ 序
  Ⅱ 所得の不確実性
  Ⅲ 制度問題と企業者職能論
  Ⅳ 企業者職能論における市場と企業
  Ⅴ 結

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