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会計制度の統合戦略
EUとドイツの会計現代化

川口 八洲雄 編著
佐藤 誠二 著
稲見 亨 著
佐藤 博明 著
木下 勝一 著


第1刷発行日2005/07/15
判型A5判
ページ数222ページ
本体価格2,800円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-2011-6
内容
 ドイツ会計制度の動向を分析し、欧州金融市場統合計画を支える欧州会計制度の改革行動にドイツが組み入れられたことで、ドイツ商法会計における戦略的な二元的対応を明らかにした。

目次
序章 EUの会計統合戦略
      ―問題の所在―
     はじめに
 第1節 各国政府規制による資本市場統合の未完成
 第2節 資本市場統合の未完成と域内会計実務の不統一

第1章 EUの金融市場統合と会計戦略
     はじめに
 第1節 会計国際化の背景
      ―企業と投資の国際化―
 第2節 欧州金融市場統合の行動大綱
 第3節 中間総括
      ―行動大綱における会計現代化構想―
 第4節 欧州金融市場統合の行動計画
 第5節 結論
      ―証券市場政策が要請するEU会計の現代化―
 第6節 EUの会計戦略
      ―金融市場統合計画の中核―
     おわりに
      ―証券市場統合を支援する欧州会計機構―

第2章 EUにおける会計2005年問題
     はじめに
 第1節 EUにおける会社会計法調和化
 第2節 EUにおける証券取引開示規制
 第3節 会計監査の品質改善
     おわりに

第3章 EU指令・命令のドイツ会計法への転換
      ―会計法改革法の制定―
     はじめに
 第1節 IAS適用命令と連邦政府のIAS導入案
 第2節 BilReGにおけるIAS適用命令への対応
 第3節 BilReGによるEU指令の転換
     おわりに

第4章 「正規の簿記の諸原則」二元化論
     はじめに
 第1節 バイセの二元的規範システム論
 第2節 ベェトゲ連結会計論におけるGoB二元化論
 第3節 バルヴィーザーの情報GoB論
     おわりに

第5章 ドイツ会計基準委員会の設置と国家の規制責任
      ―ブライデンバッハとベアベリッヒの所説―
     はじめに
 第1節 ブライデンバッハの「会計規範設定プロセスの発展可能性」
 第2節 ベアベリッヒの「憲法に合致した社会的な自主的統制」
     おわりに

第6章 ドイツの概念フレームワーク公開草案
     はじめに
      ―ドイツにおける概念フレームワーク草案―
 第1節 ドイツ概念フレームワーク草案の理論構造
 第2節 ドイツ「概念フレームワーク」草案の意義
      ―むすびにかえて―

索引