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銀行業の会計における認識と開示
有価証券の公正価値情報による検証

長野 史麻 著


第1刷発行日2006/01/31
判型A5判
ページ数242ページ
本体価格3,400円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-2025-3
内容
 わが国の銀行が保有する有価証券の公正価値情報に焦点をあて検証。会計における認識情報と開示情報の差異を明らかにした。本書はこの差異が証券会社に異なる影響を与えるのかを解明。


第1章 序論
 1 はじめに
 2 認識情報と開示情報の定義
 3 企業会計における制度化
 4 実証研究と市場の効率化
 5 本書の構成と内容

第2章 公正価値情報の役割と制度
 1 はじめに
 2 公正価値の概念およびその階層性
 3 企業価値評価と公正価値情報
 4 有価証券の公正価値情報に関する会計制度
 5 むすび

第3章 会計情報の有用性の時系列変化
 1 はじめに
 2 会計情報の有用性に関する伝統的研究およびそれにたいする批判
 3 会計情報の有用性に関する縦断的研究
   (1)Yaekura(2003)による研究
   (2)Collins et al.(1997)による研究
   (3)Brown et al.(1999)による研究
 4 会計情報の有用性の影響要因を考慮した研究
   (1)Ely and Waymire(1999)による研究
   (2)Lev and Zarowin(1999)による研究
 5 むすび

第4章 公正価値情報の有用性
 1 はじめに
 2 基本となるモデルによる研究
   (1)Barth(1994)による研究
   (2)桜井・桜井(1998)による研究
   (3)桜井・呉(1995)による研究
 3 会計データを加えた研究
   (1)Nelson(1996)による研究
   (2)Eccher et al.(1996)による研究
   (3)Barth et al.(1996)による研究
   (4)Venkatacharam(1996)による研究
 4 市場関連の変数を加えたモデル
   (1)Ahmed and Takeda(1995)による研究
   (2)河(2000)による研究
   (3)吉田他(2002)による研究
 5 むすび

第5章 認識情報と開示情報の有用性
 1 はじめに
 2 公告内容にたいする市場の反応の相違
 3 リターンによる市場の反応の相違
   (1)Aboody(1996)による研究
   (2)Amir and Amir(1997)による研究
 4 株価による市場の反応の相違
 5 むすび

第6章 リサーチ・デザイン
 1 はじめに
 2 使用モデル
   (1)DCFモデルによる検証モデルの構築
   (2)割引超過ROEモデルによる検証モデルの構築
 3 調査対象
 4 データの特性ならびに検証方法
 5 むすび

第7章 DCFモデルによる分析
 1 はじめに
 2 データの相関分析
 3 個別データによる調査結果とその解釈
   (1)調査その1
   (2)調査その2
 4 連結データによる調査結果とその解釈
 5 むすび

第8章 割引超過ROEモデルによる分析
 1 はじめに
 2 データの相関分析
 3 個別データによる調査結果とその解釈
   (1)調査その1
   (2)調査その2
 4 連結データによる調査結果とその解釈
 5 むすび

第9章 総括と展望
 1 はじめに
 2 本研究の要約
 3 本研究の限界
 4 今後の課題

補章 調査対象データの詳細
 1 はじめに
 2 調査対象銀行の特定
 3 個別データの記述統計量
 4 連結データの記述統計量
 5 むすび

 参考文献
 索引