地方自治体会計改革論
わが国と諸外国及び国際公会計基準との比較
吉村 文雄 著
第1刷発行日
2006/08/31
判型
A5判
ページ数
424ページ
本体価格
4,200円
定価
在庫状況
在庫あり
ISBN
978-4-8394-2039-4
目次
第Ⅰ部 管理会計論の構図
第1章 管理会計分析の前提条件
第1節 組織コントロールと会計システム
1 はじめに
2 管理問題と会計システム
3 管理目的と管理会計
4 コントロールの概念
5 コントロール理論の変遷と管理会計の課題
6 小括
第2節 管理会計論におけるマネジメント・コントロールの位置
1 システムの形成とアプローチ
2 マネジメント・コントロール理論の展開
3 小括
第3節 管理会計論のアプローチ
1 はじめに
2 管理会計論のアプローチ―構造化理論の可能性―
3 現代管理会計論の展開可能性(1)
4 現代管理会計論の展開可能性(2)
5 小括
第2章 管理会計論の分析視角
第1節 マネジメント・コントロールと管理会計
1 はじめに
2 主要な認識対象
3 システム分析の前提条件
4 環境との関係
5 プロセスの構成
6 情報システムとの関係
7 マネジメント・コントロールの概念
8 小括
第2節 管理会計論の分析視角
1 現代管理会計論の潮流
2 管理会計分析の前提条件
3 管理会計の方法的特徴
4 管理会計論の分析視角
第3章 管理会計論の生成と発展
第1節 組織の会計論の生成―H.W.Quaintanceの管理会計論―
1 はじめに
2 Quaintance管理会計論の特質
3 会計情報と標準
4 部門見積と予算編成
5 Quaintance管理会計論の意義
6 小括
第2節 Mckinseyの管理会計論
1 はじめに
2 経営管理分析の特徴と標準・記録
3 記録の職能
4 経営管理活動と組織化
5 Mckinsey管理会計論の意義
第3節 BlissおよびGregoryの管理会計論
1 はじめに
2 Bliss管理会計論の基礎
3 Bliss管理会計論の特質
4 Gregoryの管理会計論の意義
5 小括
第4節 Hayes管理会計論の特質
1 はじめに
2 Hayes管理会計論の基礎
3 マネジメント・コントロールと会計
4 政策管理と執行管理―企業予算―
5 標準・記録の管理と意思決定
6 Hayesの管理会計論の特質
7 小括
第5節 利益管理目的の展開
1 展開の基礎
2 Knoeppelの損益分岐点分析と企業予算
3 GloverとMazeの管理会計論
4 小括
第6節 管理会計体系化のアプローチ
1 組織概念について
2 管理会計の基本的枠組み
3 体系化のアプローチ
第4章 管理会計体系論と戦略管理会計論の展開
第1節 管理会計体系論の再検討
1 体系論の分析視角
2 財務概念と管理会計体系論
3 Goetzの管理会計論
4 Goetz以後の体系論
5 Vatterの管理会計論の意義
6 管理会計体系論の新展開
7 管理会計体系論再考
第2節 戦略管理会計論の展開
1 はじめに
2 計数管理システム論の展開
3 戦略管理会計と会計開示
4 小括
第3節 戦略的意思決定と会計システム
1 はじめに
2 経営戦略と会計システム
3 小括
第Ⅱ部 企業予算システムと適応行為
第5章 予算管理の様式と企業予算
第1節 企業予算論の課題
第2節 公共予算と企業予算
1 はじめに
2 公共予算の先駆的意義
3 予算統制を支える基礎
4 企業予算の技術的特性
5 小括
第3節 企業予算の基本的機能―予算管理史研究の一視点―
1 はじめに
2 問題解決と制度
3 企業予算の基本的機能
4 小括
第6章 予算統制の特異性
第1節 予算統制論の課題
1 はじめに
2 予算統制の意義
3 予算統制のニーズ
4 小括
第2節 Mckinseyの予算統制論
1 はじめに
2 予算統制の立脚基盤
3 部門予算の設定と問題解決
4 予算統制の課題
5 小括
第3節 General Motors社の予算統制
1 はじめに
2 GM社の管理機構
3 GM社の報告制度
4 GM社の予算統制
5 小括
第7章 予算管理の展開と課題
第1節 予算管理と社会統合―1970年の実態調査の検討―
1 状況適合的予算管理
2 社会統合の手段としての企業予算
第2節 予算管理技法の展開―ZBBの意義と問題点―
1 企業予算と目的・手段体系
2 ゼロベース予算編成
3 ZBBの導入背景と基本的役割
4 XBB導入の意義
第3節 企業予算の機能展開
1 はじめに
2 組織コントロールの展開
3 動機づけの一般化と予算管理
4 予算管理における適応機能と統合機能
―N.Luhmannのシステム論によって―
5 動機づけの公式化と仕事にたいする動機づけ
6 小括
第8章 企業予算の機能
1 組織コントロール機能
2 動機づけ機能
3 予算機能論再考
終章 結論と今後の課題
索引