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経営者利益予測情報論

孔 炳龍 著


第1刷発行日2008/03/28
判型A5判
ページ数204ページ
本体価格2,800円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-2060-4
内容
 AAAの基礎的会計ステートメントの示唆から会計情報が有用であるか否かを考察。目的適合性とFASBの財務会計の諸概念第2号で加わった信頼性の概念と合わせてトレード・オフの関係を考察。

目次
序章

第1章 資源配分機能と市場効率性
 第1節 資源配分機能と利害調整機能
 第2節 市場効率性とアノマリー
 第3節 行動ファイナンス
 第4節 市場ベータの予測において有用な会計利益情報

第2章 会計情報の公開開示の簡素化と拡大化
 第1節 会計情報のディスクロージャーのコスト及びベネフィット
 第2節 会計情報のディスクロージャーとセミ・ストロング・フォームの市場効率性
 第3節 会計情報のディスクロージャーの簡素化と拡大化

第3章 内部情報の有用性
 第1節 インサイダー取引のシグナル
 第2節 内部情報と市場均衡分析
 第3節 内部情報と経営者の会計行動
 第4節 内部情報の開示の時期

第4章 経営者利益予測情報の有用性
 第1節 アメリカにおける経営者予測情報開示をめぐる経緯
 第2節 レギュレーションFDの概要と問題点
 第3節 MD&Aの概要と問題点
 第4節 経営者利益予測情報の正確性と市場の効率性
  (1) 予測の正確性
  (2) 情報の有用性と市場効率性
   ① レギュレーションFD施行前
   ② レギュレーションFD施行後
 第5節 社会的選択論
 第6節 日本における経営者利益予測情報の有用性
 第7節 経営者利益予測情報の予測方法

第5章 純利益とその構成要素の有用性
 第1節 貸借対照表勘定と抽象のハシゴ
 第2節 損益計算書勘定と抽象のハシゴ
 第3節 純利益の構成要素の増分情報内容
 第4節 原子論的アプローチと有機論的アプローチ

第6章 包括利益の有用性
 第1節 包括利益と抽象のハシゴ
 第2節 包括利益とその構成要素の関係
 第3節 包括利益の有用性の存否
 第4節 会計利益の属性の比較
 第5節 会計利益の相対的有用性
 第6節 会計利益情報の有用性の条件
 第7節 原子論的アプローチと有機論的アプローチの統合
  (1) 原子論的アプローチと相対的情報内容
  (2) 有機論的アプローチと増分情報内容

第7章 事象理論と取得原価会計情報
 第1節 従来の会計過程における情報の流れとコミュニケーション
 第2節 これまでの取得原価会計情報と意味論
 第3節 目的適合性と信頼性
 第4節 事象理論とウェブベース会計情報
 第5節 内部情報と財務分析の方向性

結び

参考文献
初出一覧
索引