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複式簿記会計の歴史と論理

土方 久 著


第1刷発行日2008/11/20
判型A5判
ページ数620ページ
本体価格3,800円
定価
在庫状況品切
ISBN978-4-8394-2068-0


    

目次
問題の提起

第Ⅰ部 ドイツにおけるイタリア簿記の発達

第1章 イタリア簿記の再生
    ―ガンマースフェルダーの印刷本『イタリアの技法に拠る二様の帳簿での簿記』,1570年―
 第1節 はじめに
 第2節 帳簿記録
      財産目録
      諸掛り経費小帳
      仕訳帳
      記録のための三様の規則
      借方と貸方
      元帳
      先物売買勘定
      航海勘定
      冒険貸借勘定
      冒険売買勘定
 第3節 帳簿締切
      損益勘定
      残高勘定
      商品の実地棚卸(期中棚卸)
      債権・債務の総括勘定
      資本金勘定
      期間損益計算
      残高勘定の検証機能と繰越機能
 第4節 むすび

第2章 イタリア簿記の展開
    ―ザルトリウムの印刷本『プロシアの貨幣単位,寸法単位と重量単位による二様の帳簿を持つ簿記』,1592年―
 第1節 はじめに
 第2節 帳簿記録
      日記帳
      記録のための10の規則
      借方と貸方
      仕訳帳
      元帳
      航海勘定
      冒険売買勘定
      冒険貸借勘定
 第3節 帳簿締切
      損益勘定
      残高勘定
      期間損益計算
      資本金勘定
      残高勘定の検証機能と繰越機能
      商品の時価評価(期末棚卸)
 第4節 むすび

第3章 イタリア簿記の発展
    ―ゲッセンスの印刷本『イタリア人の技法に拠る簡明な簿記』,1594年―
 第1節 はじめに
 第2節 帳簿記録
      財産目録
      日記帳
      仕訳帳
      記録のための教示
      反対記録
      借方と貸方
      元帳
      旅商勘定
 第3節 帳簿締切
      損益勘定
      残高勘定
      期間損益計算
      資本金勘定
      検証機能と締切残高勘定
      繰越機能と開始残高勘定
 第4節 むすび

第Ⅱ部 複式簿記会計への進化

第4章 17世紀から19世紀までの単式簿記と複式簿記
 第1節 はじめに
 第2節 財産目録
      ―サヴァリーの印刷本『完全な商人』,1675年―
      財産目録
      財産目録の貸借対照表
      単式簿記の帳簿記録
      実地棚卸と単式簿記の帳簿締切
 第3節 普通商人の財産目録と大商人の財産目録
      ―ド・ラ・ポルトの印刷本『商人および簿記方の学問』,1704年―
      単式簿記の帳簿記録
      実地棚卸と単式簿記の帳簿締切
      財産目録
      財産目録の貸借対照表(普通商人の財産目録)
      複式簿記の帳簿記録
      残高勘定の貸借対照表(大商人の財産目録)
      複式簿記の帳簿締切と実地棚卸
 第4節 財産目録と財産目録の検証表
      ―シィーベの印刷本『簿記論,理論と実務』,1836年―
      単式簿記の帳簿記録
      単式簿記の帳簿締切と実地棚卸
      財産目録(財産目録の貸借対照表)
      財産目録の検証表
      複式簿記の帳簿記録
      残高勘定の貸借対照表
      複式簿記の帳簿締切と実地棚卸
 第5節 むすび

第5章 静態論の財産計算
 第1節 はじめに
 第2節 分売静態論の財産計算
      負債弁済能力
      財産目録と財産目録の貸借対照表
 第3節 継続静態論の財産計算
      財産目録と財産目録の貸借対照表
      確定資本金制と資本維持
 第4節 むすび

第6章 動態論の損益計算
 第1節 はじめに
 第2節 全体損益計算の構造
      全体利益計算
      全体損失計算
 第3節 期間損益計算の構造
      期間損益計算
      未決項目
      現金と資本金
 第4節 むすび
      付記

問題の総括

付録 16世紀から18世紀までにドイツに出版される簿記の印刷本の目録
索引
後記