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グローバル社会の会計学

佐藤 誠二 編著
石川 文子 著
稲見 亨 著
大橋 慶士 著
川本 和則 著
佐藤 郁裕 著
佐藤 和美 著
永田 守男 著
深谷 和広 著
藤井 保紀 著


第1刷発行日2009/06/05
判型A5判
ページ数254ページ
本体価格2,500円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-2080-2
内容
 グローバル社会の中で生じている会計の諸問題、特に企業活動の国際的展開との関連について論じた。IFRS/IASの採用、各国の会計規準との収斂をめぐる問題を取り上げ、整理、検討を試みた。


序章 グローバル社会と会計
    ―本書の構成と要点―
  1.本書の視点と枠組み
  2.「第一部 会計基準の国際的コンバージェンス」の要点
  3.「第二部 グローバリゼーションと会計諸課題」の要点
  4.本書を利用するにあたって

第1部 会計基準の国際的コンバージェンス

第1章 会計のグローバル・スタンダード
  1.国際会計基準審議会(IASB)発足の経緯
  2.国際会計基準委員会財団(IASCF)の構造
  3.IASBのデュー・プロセス
  4.リエゾン活動と会計基準の国際的形式
  5.概念フレームワークによるIFRSsの理論的正当化

第2章 EUにおける会計基準のコンバージェンス
  1.EUにおける会計国際化の動向
  2.「指令」による域内の会計調和化
   ―会計国際化の第1段階―
  3.EU域内へのIFRSsの導入
  4.第三国会計基準の同等性評価
  5.ドイツにおける会計国際化対応

第3章 アメリカにおける会計国際化の対応
  1.国際会計基準委員会(IASC)と証券取引委員会(SEC)/財務会計基準審議会(FASB)との交流
  2.国際会計基準審議会(IASB)とFASBとのノーウォーク合意
  3.統合化プロジェクトの推進
  4.共同プロジェクトの伸展
  5.差異調整表の撤廃とアメリカ企業によるIFRSsの使用
  6.2008年秋の信用危機への対応
  7.アメリカの対応の今後の方向性

第4章 日本における国際化対応の会計改革
  1.会計ビッグバンと会計基準の国際的調和
  2.新しい会計基準設定主体の設立
  3.会計基準の国際的コンバージェンス
  4.日本の会計改革の進路
   ―コンバージェンスかアドプションか―

第5章 国際化と概念フレームワーク
  1.概念フレームワークの形成史
  2.財務会計基準審議会(FASB)概念フレームワークの内容と特徴
  3.国際会計基準審議会(IASB)とFASBの共同プロジェクト

第2部 グローバリゼーションと会計諸課題

第6章 日本の会計開示実務の国際化対応
  1.会計基準の国際的コンバージェンスについての動向
  2.わが国の開示制度における最近の変化
  3.連結決算における会計実務の対応
  4.財務会計と管理会計の一体化について

第7章 M&Aと無形資産会計
  1.企業のM&Aの動向と会計処理
  2.企業のM&Aと無形資産
  3.非財務情報の報告拡充に向けて

第8章 地球環境の変化と社会的責任会計
  1.わが国における企業の社会的責任問題の推移
  2.企業の社会的責任に対する会計からのアプローチの歴史
  3.環境省『環境会計ガイドライン』による環境会計の体系
  4.現代における社会的責任投資と企業評価

第9章 企業集団(連結)課税と会計報告
  1.企業集団課税と単体課税
  2.企業集団課税の類型
  3.法人税額の算定
  4.連結納税制度の基本的枠組み
  5.税効果会計
  6.国際化の進展と税問題

第10章 企業のグローバル化戦略と業績管理
  1.マネジメント・コントロールと業績評価システム
  2.海外進出企業の組織構造とコントロール
  3.海外子会社の業績評価システム