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東アジアの企業経営と歴史

長谷川 正 著


第1刷発行日2012/02/29
判型A5判
ページ数200ページ
本体価格3,200円
定価
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ISBN978-4-8394-2117-5
内容
 国による企業経営と人の考えの違いがどこから来るのかという関心を出発点として詳述。アジア各国での企業経営の発見的研究だけでなく、なぜそうなったのかという因果論的分析も重視した。

目次
第1章 比較としての西ヨーロッパの社会と宗教
 はじめに
 1.資本主義と資本主義の「精神」
 2.プロテスタンティズムの倫理
 3.倫理から営利へ
 4.歴史的変動の原因の多元性―西欧の都市
 5.結びにかえて

第2章 中国―儒教と道教を生んだ国
 はじめに
 1.近年の中国と中国企業
 2.マックス・ヴェーバーの中国論
  ①都市
  ②家産官僚制
  ③宗教組織
  ④中国における中央政府と地方政府との関係
  ⑤氏族制度
  ⑥儒教
  ⑦道教と仏教
 3.結び

第3章 韓国―大国にはさまれ翻弄されてきた国
 はじめに
 1.韓国の歴史と社会構造
  ①先史文化と古代社会
  ②中世社会
  ③近世社会
  ④近代社会
  ⑤現代社会
 2.漢江の奇跡と財閥
 3.サムスン・グループの事例
 4.結び

第4章 台湾―矛盾と分裂の400年
 はじめに
 1.台湾の社会構造
 2.台湾略史(1)―台湾南西部,オランダ,鄭氏・清の支配
 3.台湾略史(2)―日本の植民地統治時代
 4.台湾略史(3)―日本植民地統治から国民党支配へ
 5.国民党の強権支配と2・28事件
 6.結び―戦後台湾における経済発展と企業経営の諸特徴

第5章 東アジアと技術革新
 はじめに
 1.イノベーションと産官学協同
 2.東アジアと世界経済のブロック化
 3.研究開発管理と産官学協同
 4.結び

第6章 終章―アジアにおける合理化の問題
 はじめに
 1.ドイツの産業および経営社会学
 2.古典派経営社会学と合理化問題
 3.戦後産業および経営社会学と合理化問題
 4.結び

文献目録
索引