国際的会計基準論
―ドイツのIFRS対応―
稲見 亨 著
第1刷発行日 | 2020/03/26 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 200ページ |
本体価格 | 3,000円 |
定価 | |
在庫状況 | 在庫あり |
ISBN | 978-4-8394-2180-9 |
IFRS(国際財務報告基準)への対応に向けた、ドイツの会計制度改革について論究。IFRSと「国際的会計基準」(公用語:多言語版)の厳密な区別、すなわち「国際的会計基準」概念に基づくIFRSの相対化という認識が、本書の出発点であると同時に、類書と一線を画するものである。 IFRSの受容か拒否か、強制適用か任意適用か、あるいは連結か個別(単体)かといった単純な二元論を超え、IFRSに向けたより戦略的なアプローチを見い出すことができる。その意味で、近年のドイツの制度改革のあり方は、IFRS対応に伴う我が国の制度設計の場面で大きな示唆を与えるものと考える。ここに本書の意義がある。