会計制度の論点
五十嵐 邦正 著
第1刷発行日 | 2020/07/10 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 260ページ |
本体価格 | 3,500円 |
定価 | |
在庫状況 | 在庫あり |
ISBN | 978-4-8394-2183-0 |
ドイツ会計制度の解明を中心に、それとの関連でわが国の会計制度及びIFRSに関する批判的考察を試みたものである。IFRSの会計規定にせよ、わが国の会計基準にせよ、一度その各基準及び各会計規定が定まると、部分的修正はあるものの、全面的な見直しは一部の例外を除くとかなり少ない。その結果、基準ないし規定が定着すると、それが通説を形成しその後、理論的検討は影をひそめてしまう感は否めない。しかし、問題点が含まれていないというわけではない。基準または規定そのものの理解とともに、それに対立する考え方も併記させ両者の比較を問うことも必要であろう。 本書はドイツ会計制度の解明を3つの視角に焦点を絞って検討した。引当金論、資本会計論、そして商事貸借対照表および税務貸借対照表に関する全般領域である。