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簿記の思考と技法 第3版

中村 文彦 著


第1刷発行日2024/04/06
判型A5判
ページ数246ページ
本体価格2,700円
定価
在庫状況在庫あり
ISBN978-4-8394-2201-1
内容
 簿記を学ぼうとする人が、基礎的な技術と思考を身に着けて、その後の人生で、会計の対象となる様々な領域に正しくアプローチできるようになることを企図して書かれたテキストブックである。
 第3版では、取引の電子化に今後対応しうる内容とし、日商2級の骨子を自学できるようにして、企業会計制度のグローバル化に必要な基礎知識を説明に織り込むことを方針として大幅な改訂を行った。

目次
第1講 簿記学習の出発点
  第1節 本講の焦点
  第2節 本書における学習の全体像

第2講 5要素と2つの財務諸表
  第1節 簿記会計の5要素の重要性
  第2節 ストックを表す3要素と純資産(資本)等式
  第3節 貸借対照表
  第4節 フローを表す2要素と期間損益
  第5節 損益計算書
  第6節 説例による理解

第3講 「勘定」による記録・計算
  第1節 「勘定」という計算単位
  第2節 勘定記入のルール
  第3節 仕訳の手順と役割
  第4節 転記の手順

第4講 帳簿と試算表・精算表
  第1節 帳簿組織
  第2節 仕訳帳の記入法
  第3節 仕訳帳の代替としての伝票
  第4節 総勘定元帳の記入法
  第5節 試算表
  第6節 精算表

第5講 現金・預金取引
  第1節 現金・預金取引
  第2節 現金勘定
  第3節 現金出納帳
  第4節 預金
  第5節 当座借越契約
  第6節 当座預金出納帳
  第7節 小口現金

第6講 商品売買取引
  第1節 商品売買取引
  第2節 取得と販売の会計処理
  第3節 保有中の会計処理
  第4節 売上原価の計算

第7講 販売対価と決済
  第1節 本講の焦点
  第2節 対価受払のタイミング
  第3節 様々な決済手段
  第4節 手形の利用と決済
  第5節 電子債権記録機関の利用と決済

第8講 不確実性のある費用・損失
  第1節 本講の焦点
  第2節 引当金の基本処理と思考
  第3節 売上債権の回収と貸倒れ
  第4節 貸倒引当金の会計処理
  第5節 退職給付引当金

第9講 有価証券の発行と購入
  第1節 有価証券の発行と購入
  第2節 株式の発行
  第3節 社債の発行
  第4節 有価証券の保有目的と区分
  第5節 有価証券の会計処理

第10講 固定資産とリース
  第1節 固定資産の分類
  第2節 有形固定資産の会計処理
  第3節 無形固定資産の会計諸織
  第4節 リース取引の会計処理

第11講 期間損益と純資産
  第1節 2つの期間損益
  第2節 当期純利益の算定と税コスト
  第3節 株式会社の純資産

第12講 決算の手続き
  第1節 決算情報のニーズ
  第2節 決算予備手続き
  第3節 決算本手続き
  第4節 本支店の当期純利益の統合
  第5節 外貨建取引の換算
  第6節 財務諸表の作成

  演習問題と解答